「海外の医学部は日本より学費が安い」と聞いたことはありませんか?
実際のところ、国や大学によって大きく異なります。今回は、日本の国立・私立医学部と海外の医学部の学費を比較しながら、本当にお得なのかを詳しく解説します。Z

UnsplashのDarya Tryfanavaが撮影した写真
1. 日本の医学部の学費はどれくらい?
まずは、日本の医学部の学費を確認しましょう。
🔹 日本の医学部の学費
大学の種類 | 6年間の学費 | 入学金 |
---|---|---|
国立大学 | 約350万円 | 約28万円 |
公立大学 | 約350万~400万円 | 約30万円前後 |
私立大学 | 約2,000万~5,000万円 | 100万~200万円 |
📌 国立大学はやはり学費が安いですが、入学の難易度が非常に高いです。 📌 私立医学部は大学によって大きな差がありますがかなり高額で、6年間で5,000万円を超えることも!
2. 海外医学部の学費の相場は?
海外の医学部の学費は国によって異なります。以下に代表的な国の目安を紹介します。
🌍 海外医学部の学費(年間)
国 | 代表的な大学 | 年間学費 | 6年間の合計 |
ハンガリー | セゲド大学、ペーチ大学 | 約150万~250万円 | 約900万~1,500万円 |
チェコ | カレル大学、マサリク大学 | 約150万~250万円 | 約900万~1,500万円 |
ポーランド | ワルシャワ医科大学 | 約200万~350万円 | 約1,200万~2,100万円 |
中国 | 北京大学医学部、復旦大学医学部 | 約100万~250万円 | 約600万~1,500万円 |
ルーマニア | カロル・ダヴィラ大学 | 約100万~200万円 | 約600万~1,200万円 |
📝 ポイント ✔ 学費は日本の私立医学部より安いが、国立大学と比べると高い。 ✔ 中国やルーマニアは、費用を抑えられる国。 ✔ 国によっては奨学金制度もあり、条件を満たせば学費が無料になるケースもある。
3. 学費以外にかかる費用もチェック!
学費以外にも、海外医学部に進学するには以下の費用がかかります。
💰 主な追加費用
- 生活費:年間100万~200万円(国や都市による)
- 渡航費・ビザ費用
- 保険料:年間10万~20万円程度
- 教科書や教材費
- 語学準備費用(英語や現地語の学習)
4. 海外医学部の注意点
上記以外にもフィリピンなど学費が安い国もありますが、日本の医師国家試験を受験するためには予備試験が必要な場合があります。追加の試験や手続きが必要なため進学を考える際には、日本の医師免許取得までの流れを事前に確認しましょう。
5. 奨学金を活用しよう!
海外医学部の学費負担を軽減する方法の一つに奨学金の活用があります。
💡 活用できる奨学金の例
- ハンガリー政府奨学金(Stipendium Hungaricum)
- 条件を満たせば学費が全額免除され、生活費の補助も受けられる
- 各大学独自の奨学金
- 成績優秀者向けの学費免除制度など
- 日本の海外留学向け奨学金
- JASSO(日本学生支援機構)や地方自治体(茨城県の奨学金制度)などが提供する支援制度
📌 奨学金を利用すれば、学費の大幅削減が可能!早めに情報収集しよう。

UnsplashのJason Leungが撮影した写真
6. まとめ:海外医学部は本当に安いのか?
大学 | 6年間の学費の目安 |
日本の国立大学 | 約350万円 |
日本の私立大学 | 約2,000万~5,000万円 |
ハンガリー(セゲド大学など) | 約900万~1,500万円(奨学金により無料の可能性あり) |
チェコ(カレル大学など) | 約900万~1,500万円 |
ポーランド(ワルシャワ医科大学など) | 約1,200万~2,100万円 |
中国(北京大学医学部など) | 約600万~1,500万円 |
ルーマニア(カロル・ダヴィラ大学) | 約600万~1,200万円 |
📝 結論
- 日本の国立大学より高額、だが私立大学よりは安い!
- 卒業後のキャリアや学習環境も考慮するべき
- 日本の医師国家試験に対応しているか確認が必須
- 奨学金制度を活用すれば、学費無料で医学を学ぶことも可能
- 中国やフィリピンなど一部の国では、日本で医師になるために予備試験が必要
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