海外医学部のリアル:

こんにちは!!私は海外の医学部を無事卒業し、日本で救急科専門医として働いております。海外医学部への留学に興味がある方、今まさに留学で奮闘している方などに向けてリアルな経験談とアドバイスをお届けしたいと思います。

1. 言語の壁との戦い

ハンガリーの医学部では授業は英語ですが、日常生活や実習ではハンガリー語が必要になります。英語にある程度自信がある方でも(私は英語もほとんど話せませんでしたが。。。)ハンガリーを最初から勉強していく方はほとんどいないので不安も多いと思います。日常生活ですが地方では英語が話せない方も多く(ドイツ語は歴史的な背景もあり話せる方が多い!)、最初は苦労しました。ただハンガリー人は親日で優しい方が多いです。ですので、ちょっとした挨拶や数字など本当に基本的な単語を覚えるだけで、身振り手振りのコミュニケーションでなんとかなることがほとんどでした。過度な心配はいらないと思いますので安心してください。  

対策:

  • 挨拶や数字だけは覚えよう!
  • できるだけハンガリー語を使う、日常会話で習得しょう!

2. 勉強量の膨大さ

医学部の勉強は世界共通でとにかくハード。英語で勉強する分、私のように英語が苦手な方は勉強時間が数倍かかったなんて人は実際少なくないと思います。特に解剖学や病理学など基礎医学の試験は厳しく、単位を落とすと留年だけではなく退学のリスクも十分にあります。今振り返っても、あの時以上に勉強したことはなかったと思います。

対策:

  • 自分なりの効率的な勉強法を確立する(ノート整理や暗記の仕方)
  • グループ学習を活用(疑問点を共有し、効率よく理解)

3. モチベーションの維持

留学生活は刺激的な反面、楽しいことばかりではありません。試験のプレッシャー、文化の違い、家族や友人から離れて過ごす孤独感など、メンタルの管理はとても重要になります。

対策:

  • 適度にリフレッシュする(旅行やスポーツ、イベントで息抜き)
  • 仲間と支え合う(同じ境遇の友人と悩みを共有)
  • 目標を忘れない(「なぜ医師を目指すのか」を常に意識)

4. 卒業後の進路

ハンガリーの医学部を卒業後、EUの医師免許を獲得できるため。日本で働くか、ヨーロッパでキャリアを積むか、アメリカを目ざすなど様々な選択肢があります。私は帰国後に日本の国家試験を受け、現在は救急科の専門医になりました。日本で医師になってしまうと海外に飛び出すタイミングは限られてしますので、どこで働くかという選択肢もできるのは素晴らしいと思います。

対策:

  • 日本に戻る場合は、国家試験対策を計画的に進める
  • 海外で働く場合は、必要な試験や免許取得、ビザの情報を早めに確認

最後に

海外の医学部留学は決して簡単ではありません。でも、その先には人として大きな成長と何より医師になるという夢を叶えることができます。困難にぶつかることもあるかもしれませんが、乗り越えた先に見える未来を信じて、ぜひ頑張ってください!今後もブログを更新していきますので読んでいただき、参考になれば幸いです。

何か質問や相談があれば、ぜひコメントで教えてくださいね。応援しています!

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